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Q:不妊症の検査で脳下垂体ホルモンの検査を受けるように言われました。どのようなものですか?

[2010.08.24]

脳下垂体は脳の中心部にある分泌腺で、体にとって大切な多くのホルモンを分泌します。不妊症の検査では、下に挙げる3つのホルモンを測定します。

・卵胞刺激ホルモン(FSH):卵巣を刺激し卵胞の発育を促すホルモンです。
・黄体刺激ホルモン(LH):排卵を促しまた黄体からの黄体ホルモンの分泌を促すホルモンです。
・乳汁分泌ホルモン(プロラクチン; PRL):乳汁分泌を調節するホルモンです。このプロラクチンが多く分泌されていると、LHやFSHの分泌が抑制され、排卵障害や黄体機能不全を起こします。

これらのホルモンの中で、LH と FSH は月経周期の3日目より5日目の間に採血を行います。

また、不妊症・不育症の原因の一つとして、甲状腺(体温、代謝を保つ、喉のすぐ前にある組織)ホルモンの異常も重要視されており、異常の有無をチェックすることがあります。

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