メニュー

Q:更年期障害の治療は何が一番いいのでしょうか?

[2010.06.26]

女性は50歳前後に閉経を迎えることが多く、この前後におこる様々な不快な症状を更年期障害と呼びます。ほてり感や動悸などの症状が多いのですが、各患者様によって症状の種類や程度が違います。

卵巣からの女性ホルモンの分泌量が下がることにより様々な症状が出てくると考えられており、更年期障害を訴える患者様に女性ホルモンの薬剤を投与すると短期間で症状が軽くなることが多いです。しかし、長期間使用した場合の副作用として肝臓への負担や血栓症のリスクや乳がんなどへの影響が考えられます。

更年期の症状を訴える患者様には漢方薬もよく用いられます。効果のある薬の種類が患者様によって違ったり、効果が現れるまでの期間がホルモン剤よりも長く、また効果そのものもホルモン剤よりも弱い印象があります。長期間服用した場合の副作用はホルモン剤よりも低いと考えられます。

どのような治療がよいかは患者様のご希望や医師の考え方によって違います。治療方針についてはご自身の希望をよく担当の医師にお話になって決めればいいと思います。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME