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Q:基礎体温をつけると何が分かるのでしょうか?付けた方がいいですか?

[2010.05.31]

第2次性徴を迎えた女性は女性ホルモンの周期的な作用により月経がおこります。この月経周期の前半には卵胞ホルモン(エストロゲン)が、後半には卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、子宮のみならず、体中のいろいろな臓器で作用します。

黄体ホルモンの主な作用は子宮の中で受精卵が着床する部分である子宮内膜を変化させて、妊娠しやすい環境を整えることです。この黄体ホルモンには体温を高くさせる作用があります。そのため、周期的に月経がきている(あるいは排卵している)女性の体温をみると、体温の低い時期(低温期)と高い時期(高温期)が交互に現れます。

基礎体温で全てのことが分かるわけではないのですが、低温期と高温期が周期的に現れていれば、女性ホルモンに関する大きな異常はないと考えていいと思います。

基礎体温の低温期の最後のところ、あるいは低温期と高温期の間で排卵がおこると考えられるので、この時期に性交渉を持つと妊娠する可能性が高くなります。妊娠を目指す場合の性交渉を行う目安になります。

基礎体温は女性が自分の体について理解する一つのツールになると思います。

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