Q:不妊治療で腹腔鏡手術を勧められました。どういう内容の手術を行うのですか?

不妊治療の腹腔鏡手術は下腹部に2から3カ所の小さな穴をあけて手術を行います。長期間の入院は不要で、退院後も自宅安静は基本的には必要ありません。

手術の目的は以下の2つになります。
(1) お腹の中に妊娠しにくい原因があるかどうかの検査
(2) 妊娠しにくい原因を取り除き、妊娠しやすい状況にする

腹腔鏡手術の対象となる不妊症の原因として、子宮内膜症や子宮卵巣の周囲の癒着が挙げられます。腹腔鏡手術を行うことにより、病気の有無を確認し治療を行うことが出来ます。

また妊娠しにくい原因がなかったとしても、卵管に大量の水を通してきれいにする治療(卵管大量通水)を行ったり子宮卵巣の周囲をよく洗浄することにより、妊娠しやすい環境を整えることが期待できます。

Q:子宮外妊娠で卵管摘出の手術を受けました。他の治療方法はなかったのでしょうか?

受精卵が子宮の中の膜(子宮内膜)に着床して妊娠が成立します。受精卵が本来着床すべき場所ではない所に着床した場合を子宮外妊娠(異所性妊娠)と呼びます。この病気に対して何も治療しないでいると、妊娠している部分が破裂しお腹の中に大出血をおこします。処置が遅れると命に関わります。

治療法には手術療法と薬物療法があります。子宮外妊娠(異所性妊娠)の手術療法としては、卵管を切除する方法と卵管を残す方法があり、それぞれ開腹手術と腹腔鏡手術があります。卵管が既に破裂していた場合、妊娠している部分がすでに大きくなっていて安全に子宮外妊娠の部分のみをとることが出来ない場合には、卵管を切除する方法となります。

薬物療法には癌に対して用いる抗がん剤を使用します。薬物療法のメリットは手術をしなくてもいいということと、卵管を残せるということです。デメリットとして、抗がん剤の副作用の点、薬物療法を行っても出血のリスクがある点、結局は最終的に手術が必要となる可能性がある点が挙げられ、薬物療法を選択しない医療施設は少なくありません。

卵管を残す手術をした場合や薬物療法を受けた場合、今回子宮外妊娠をおこした卵管に、子宮外妊娠を繰り返す可能性がありうることに注意しなくてはいけません。そもそも子宮外妊娠になったのは、卵管の機能がおちていたのかもしれず、手術や薬物療法をうけたことにより卵管の機能がさらにおちる可能性があります。

Q:子宮外妊娠で手術を受けました。原因はあるのでしょうか?

受精卵が子宮の中の膜(子宮内膜)に着床して妊娠が成立します。受精卵が本来着床すべき場所ではない所に着床した場合を子宮外妊娠と呼びます。子宮外妊娠は異所性妊娠ともいいます。子宮外妊娠(異所性妊娠)が最も多くおこるのが卵管(子宮と卵巣をつなぐ管)です。その他には卵巣や腹膜(お腹の中を裏打ちしている膜)などがあります。

子宮外妊娠(異所性妊娠)をおこす原因として、クラミジアの感染が挙げられます。性行為感染症の一つであるクラミジアは卵管内や卵管周囲に炎症を起こし、卵管の機能をおとした結果、子宮外妊娠になりやすくなると考えられます。子宮の中で左右の卵管はつながっているので、片方の卵管におこっていることは反対側の卵管にもおこっている可能性が高いと考えられます。したがって、子宮外妊娠で治療を受けた患者様は反対側の卵管にも子宮外妊娠をおこすリスクが高くなります。

Q:更年期障害の治療は何が一番いいのでしょうか?

女性は50歳前後に閉経を迎えることが多く、この前後におこる様々な不快な症状を更年期障害と呼びます。ほてり感や動悸などの症状が多いのですが、各患者様によって症状の種類や程度が違います。

卵巣からの女性ホルモンの分泌量が下がることにより様々な症状が出てくると考えられており、更年期障害を訴える患者様に女性ホルモンの薬剤を投与すると短期間で症状が軽くなることが多いです。しかし、長期間使用した場合の副作用として肝臓への負担や血栓症のリスクや乳がんなどへの影響が考えられます。

更年期の症状を訴える患者様には漢方薬もよく用いられます。効果のある薬の種類が患者様によって違ったり、効果が現れるまでの期間がホルモン剤よりも長く、また効果そのものもホルモン剤よりも弱い印象があります。長期間服用した場合の副作用はホルモン剤よりも低いと考えられます。

どのような治療がよいかは患者様のご希望や医師の考え方によって違います。治療方針についてはご自身の希望をよく担当の医師にお話になって決めればいいと思います。

Q:生理痛がひどくて婦人科に受診したら子宮内膜症と言われました。どんな病気ですか?

子宮内膜とは子宮の中にある膜で、受精卵が着床して妊娠する場所です。排卵の後、妊娠しなければ子宮内膜は出血とともにはがれ落ちます。この現象が月経(生理)です。

子宮内膜症とは子宮内膜に性質の似た組織が本来子宮内膜がある場所ではないところに出来てしまった病気です。この病気の部分は子宮内膜に似た性質があるため、月経の周期に応じた変化をおこします。すなわち月経の時期にその病気の部分でも出血が起こると考えられます。

子宮内膜症はいろいろな臓器に出来ますが、一番多いのは子宮、卵巣とその周囲です。卵巣に子宮内膜症が出来ると内部に血液のたまった袋(のう胞)が形成されます。これを子宮内膜症性卵巣のう胞やチョコレートのう腫と呼びます。

子宮の筋肉の中に出来るとその部分が大きく腫れてきて、月経痛が強くなったり、月経血の量が増えることがあります。子宮の筋肉の中に出来た子宮内膜症を子宮腺筋症と呼びます。

お腹のなかを裏打ちしている膜を腹膜と呼びます。子宮や卵巣の周囲の腹膜に子宮内膜症が出来ることもあります。強い月経痛や不妊症の原因となることがあります。

治療法はそれぞれの患者様の病気の状態や背景(年齢、結婚しているか、子供が欲しいかなど)により違ってきます。婦人科の医師と良く相談して、最も自分にあった治療法を決めていくことが必要です。

Q:薬局で購入できる妊娠検査薬だけで妊娠がわかりますか?

妊娠検査薬で陽性に出ている場合には妊娠と考えていいのですが、正常の妊娠かどうかは婦人科での診察が必要です。正常ではない妊娠として、流産、子宮外妊娠、胞状奇胎が挙げられます。

妊娠の初期の場合、本当は妊娠しているのに検査薬では陰性となることもあります。検査薬で陰性でも、その後1−2週間たっても月経がこない場合には再度検査薬を用いるか婦人科に受診するかをお勧めします。

まれに、検査薬の見方を間違っている患者様もいるようです。判定の仕方をよく確認した上で判断して下さい。

Q:カンジダ腟炎といわれました。これは性病なのでしょうか?

カンジダ膣炎はカンジダ・アルビカンスという真菌(カビ)の一種による腟の中の炎症です。症状として、白いチーズ状のおりものが出たり、外陰部がかゆみが挙げられます。膣内の消毒、腟の中に入れる錠剤、外陰部に塗る外用薬を用いて治療します。

カンジダは常在菌のひとつであり、腟内に存在していてもそれ自体は問題にはなりません。自分の免疫力が低下していたり、カンジダの繁殖に都合がよい状態になっているときに発症します。特に性病と考えなくてもいいと思います。しかし、女性側の炎症が繰り返される場合、男性側に症状が出た場合(例えば、亀頭のかゆみやただれなど)には男性の検査や治療が必要になることもあります。

Q:クラミジアにかかるとどうして不妊症になるのですか?

クラミジア (Chlamydia trachomatis) による感染症は性交渉を介しておこります。女性の場合には自覚できる症状が乏しく、自分で気がつかないうちに感染していることがあります。おりものが増える、不正出血があるなどの症状がでることもあります。

治療せずにいると、クラミジアは子宮頚部から内部に感染していき、子宮の中の炎症(子宮内膜炎)、卵管の中の炎症(卵管炎)を引き起こしたり、卵管からお腹の中に入り、腹膜炎を起こすこともあります。

特に卵管の中で炎症を起こすと卵管の通過性が障害され、不妊症や子宮外妊娠の原因になることがあります。また、卵管周囲に腹膜炎をおこすと、子宮や卵管や卵巣の周りに癒着が生じ、排卵した卵子を卵管内に取り込む作用(卵管のピックアップ機能)の障害により不妊症となることもあります。

卵管は子宮と卵巣をつなぐ単純な管ではありません。通過性を手術などにより回復することができたとしても、機能が障害を受けてしまった卵管を修復することはできないと考えられます。

気になる症状がある場合やパートナーにクラミジアの感染が判明した場合には早めに婦人科医に相談されることをお勧めします。

Q:不妊症の検査で何も異常が見つかりませんでした。これは治療しなくてもいいということですか?

不妊症の原因を探すために、ホルモン検査、卵管の検査、超音波検査、性交後検査(ヒューナー検査あるいはフーナー検査)、精液検査などが行われます。全ての検査で異常がない場合を原因不明不妊症と呼びます。

原因不明不妊症には、本当に何も異常がないケースと本当は異常があるけれどもスクリーニング検査のレベルでは分からないケースとどちらもあり得ます。

原因不明不妊症の治療は、より妊娠の可能性を高くするための治療になります。ホルモンの異常がなく、排卵に問題ないと考えられる場合でも排卵誘発剤を使用することがあります。また、治療の過程で人工授精をお勧めする場合や腹腔鏡手術などをお勧めする場合もあります。

一般的には、身体的および経済的に負担の少ない治療から開始して、妊娠に至らなければ治療をステップアップしていきます。最終的な治療は体外受精となります。どのような治療を何回ずつ行うかは患者様のそれまでの経過やご年齢により違います。治療に対しての患者様のご希望も治療方針を決める重要な要素の一つです。ご夫婦で話し合われたことを外来でお話しになって下さい。

Q:精液検査に問題があり人工授精を勧められました。人工授精とはどういうものですか。

精液検査は精液中の精子数(あるいは精子の濃度)や運動率(運動している精子の割合)などの指標にします。精液検査の結果から通常の性交渉では妊娠する可能性が低いと考えられる場合に、人工授精や体外受精(あるいは顕微授精)を行います。

人工授精は精子を洗浄・濃縮し、細い管を用いて精子を子宮の中にいれる治療法です。子宮の中に精液を直接入れると子宮内に炎症がおこることがあるため、精液を洗浄します。

性交渉をすると膣内に精液が放出され、精子は子宮内に泳いで入っていきます。つまり性交渉をした場合でも精液そのものは子宮内には入りません。人工授精でも精液の洗浄して精子を子宮の中に注入します。

人工授精の妊娠率は1回あたり5−10%くらいと言われています。合併症として、子宮損傷、感染、アレルギーなどが挙げられますが、これらがおこらないように注意深く行われます。

Q:子宮筋腫の手術を勧められました。子宮を残せないでしょうか?

子宮筋腫の手術には、子宮を全部とる手術(子宮全摘術)と筋腫だけをとって子宮を残す手術(筋腫核出術)があります。筋腫核出術では子宮が残るので将来的に妊娠できるのですが、子宮筋腫が再発してまた手術が必要になる可能性があり得ます。それに対して子宮全摘術では子宮筋腫が再発することはないのですが、妊娠の可能性もなくなります。

手術の方法には、お腹を大きく切る手術(開腹術)と内視鏡を利用して小さな創で行う手術(腹腔鏡下手術)があります。腹腔鏡下手術ができるか、あるいは開腹術となるかは子宮筋腫の大きさや位置により決まります。

残念ながら医療行為は100%安全ということはできず、どのような医療行為にも必ず合併症があり得ます。それぞれの術式にもやはり合併症やリスクはあります。医師としては総合的に判断して患者様の健康的な生活にとって最も良いと考えられる手術方法をお話しすると思いますが、最終的にそれを決めるのは手術を受ける患者様本人です。主治医や執刀医となる医師から情報をいただいて、十分理解した上で決めればいいと思います。

Q:不妊治療を受けようと考えています。夫の検査もしなくてはならないでしょうか?

妊娠は女性と男性の両方の協力があってはじめて成立します。したがって、不妊症の原因についても女性側と男性側のどちらもあり得ます。これらは検査をしてみないとどこに原因があるか分かりません。

男性の検査は精液の検査になるのですが、いくつかの注意点があります。精液の中の精子は一度放出されると下の数にもどるまで3日くらいかかると言われています。検査の前日に精液を出していると検査結果が良くない場合に、もともと良くないのか出した後だから良くないのかわからなくなってしまいます。4日から1週間くらいの禁欲期間を設けるようにお話ししています。

男性の中には、ご自分の検査をされるのを拒否される方もいらっしゃいます。精液検査の結果次第では、はじめから体外受精などの治療をしなくてはならない場合もあり、不妊検査の中では重要な検査の一つです。検査の内容や重要性をご理解していただくためにも、ご夫婦で婦人科を受診されることをお勧めします。

Q:生理とは違う時期に出血がありました。婦人科に受診するべきでしょうか。

月経とは違う時期に出血がある場合、次のようことが考えられます。子宮がんなどの悪性の病気、クラミジアなどの子宮への感染、一時的なホルモンバランスの乱れ、排卵期の一時的な出血、性交渉による一時的な子宮や膣の創などが挙げられます。

出血前の性交渉の有無、月経の時期との関連、発熱などの症状の有無などからある程度のことは予想できますが、実際には診察や検査をしてみないと分からないと思います。治療が必要な病気の初期の症状であることもあり得るので、婦人科の受診をお勧めします。

Q:基礎体温を使って妊娠を目指すにはどのようにしたらいいでしょうか?

月経後、排卵までは基礎体温は低く(低温期)、排卵後は高くなります(高温期)。排卵の前、つまり低温期の最後に体温が急に下がることが多く、その日に性交渉を持つと妊娠の可能性が高いといわれています。

ただ、実際には基礎体温表だけで排卵日を特定し、1回の性交渉で妊娠を成立させるのは難しいと思います。基礎体温表は周期が終わって、後から見返さないとどこが低温期の最後であったが分からないからです。また、低温期から高温期への移行がなだらかに進んだ場合、どこが排卵日かわからなくなります。

基礎体温表を使って妊娠を目指すことを希望している患者様には次のように説明しています。
①基礎体温表だけで排卵日を決めることはできません。
②排卵日を特定できませんが、排卵と思われる時期はわかります。
③排卵の時期の1週間くらい前から夫には禁欲をしていただきます。
④そろそろ排卵の時期に入ったら1日おきに性交渉をもちます。
⑤明らかに高温期になるまで1日おきに性交渉をもちます。

患者様のご年齢にもよりますが、上に述べたようにして6周期くらいたってもご妊娠に至らなければ婦人科に受診することをお勧めします。

Q:予定している旅行中に生理がきそうなのですが、薬でずらせると聞きました。

内服薬あるいや注射薬を用いて月経がおこる日を変更することは可能です。旅行や試験などと月経が重なる可能性がある時に月経変更を希望される方が多いです。これは保険がきかないため私費の治療になります。費用は医療機関によって違います。

月経を旅行などの予定の前にずらすか、あるいは後ろにずらすかは、患者様の受診した日やどのくらいの期間月経がこないようにしたいかなどにより違ってきます。次にくる月経の1ヶ月以内に受診された場合には後ろにずらすことになると思います。

内服薬を用いる場合には月経を止めておける期間をある程度は調節できますが、注射の場合には期間を長くするためには何回か受診していただく必要があります。内服薬の場合には、吐き気などの症状がでることがありますが、注射薬の場合にはそのような症状はありません。どちらにするかは、月経をずらす期間や副作用について相談した上で決定します。

これらの薬剤を使用していても、少量の出血やおりものなどが出ることがあります。また、内服薬を飲み忘れると、月経が始まってしまうことがあるので、注意が必要です。

Q:婦人科検診を受けたら子宮筋腫があると言われました。手術を受けなくてはいけないでしょうか?

子宮筋腫は子宮の筋層の中に出来る塊のようなもので良性の腫瘍です。およそ3割くらい女性は筋腫をもっていると言われています。癌や肉腫のような悪性の病気ではありません。筋腫が見つかったら必ずしも手術が必要という訳ではありません。

筋腫があることによって、健康上あるいは生活上問題が生じている場合に手術を考えます。筋腫により子宮内膜(子宮の中の膜)が変形すると、月経の量が多くなったり、不妊症の原因となったりします。また、子宮内膜の変形がなかったとしても大きさが大きい場合に、子宮の周りの臓器(膀胱や腸など)を圧迫して、頻尿、尿漏れ、排尿障害、腹部圧迫感などがおこることがあります。このような場合に手術を行うことをお勧めします。

閉経の年齢に至るまでは、女性ホルモンの作用により子宮筋腫は大きくなります。筋腫が見つかった時点では特に何も症状がなくても、時間の経過とともに症状が現れることがあります。定期的に受診して、症状や筋腫の変化をフォローしていく必要があります。

Q:生理は40日くらいの周期ですが、仕事などでストレスを感じると3ヶ月くらいこなくなります。

排卵や月経は体の中のいろいろなホルモンのバランスのとれた分泌により調節されています。普段から周期が順調な女性でも、身体的なストレスや精神的なストレスにより一時的に周期が乱れてしまうことがあります。

婦人科に受診する前に基礎体温を付けることをお勧めしています。排卵のある女性であれば、体温の低い時期と高い時期が交互に現れます。周期がある程度乱れていても、基礎体温で体温の周期的な変化がみられていれば、すぐに婦人科に受診しなくてもいいと思います。

基礎体温は朝一番に体を動かす前に測定します。これを毎日測るのは簡単なことではないと思います。毎日測定できれば理想的ですが、全体としての体温の変化が分かればいいので1日や2日くらい測定できなくても心配はいりません。

月経の周期が乱れている女性の全てにホルモンの病気が認められる訳ではないので、心配しすぎる必要はないと思います。基礎体温で体温の変化が全くない場合、3ヶ月以上月経がない場合、早めの妊娠を検討している場合などでは婦人科の受診をお勧めします。

ブログについて

町田の婦人科クリニック院長ブログ(http://hiroicl.exblog.jp/)を公開いたしました。皆様にお役立ちできる情報を発信していきたいと考えております。

Q:どの程度の腹痛や生理痛なら婦人科に受診するべきですか?

この質問の答えはとても難しいです。痛みの感じ方はそれぞれの女性で違い、それを数値化して判断するなどの客観的な評価が困難だからです。しかし、痛みというのは体がその状態を知らせる重要なシグナルですから十分に注意する必要があります。

私は日々の外来で患者様に痛みについて次のような時に受診して下さいと説明しています。
・うずくまって動けなくなるような痛みの場合
・痛みの程度が多少弱くても長期間持続する場合
・痛みと同時に発熱がある場合
・(月経でない時に)痛みとともに月経の時のような出血がある場合
・(月経の時に)痛みとともにある出血が普段の月経と違う場合

残念ながら、このようなおおざっぱな説明しかできません。ご心配なときは遠慮なく婦人科を受診して下さい。

Q:月経前症候群(PMS)と言われました。これは病気なのでしょうか?

月経前症候群は英語で書くと Premenstrual Syndrome というもので、PMSとも呼ばれます。これは月経の始まる数日前から後に述べるような様々な症状がおこり、月経の開始とともにこれらの症状が消失するものです。起こる症状としては、腰痛、腹痛、食欲不振、頭痛、動悸、うつ症状、精神的な不安定、水分の貯留(むくみなど)が挙げられます。実際には月経が開始した後にも症状が続くこともあります。

この原因についてはいくつかの説があり、まだ統一的な見解は出ていません。それぞれの患者様ごとに症状やその背景が違うため、治療法についても確立されたものはありません。ピル、鎮痛剤、精神安定剤、利尿剤、漢方薬、精神安定剤などが用いられます。