Q:不妊症の治療でタイミング治療とはどのようなことをするのでしょうか?

より妊娠の可能性を高めるために、排卵の時期を予想し、性交渉のタイミングを指導する治療法をタイミング療法と呼びます。

卵巣の中の卵胞とはこれから排卵しようとしている卵子の周りに液体がたまった風船のようなものです。排卵の時期が近づくにつれて、この卵胞は大きくなり、排卵直前には 18mm 程度まで大きくなります。また、排卵の時期が近づくと子宮内膜(子宮の中を裏打ちしている膜)が厚くなります。これらを超音波検査により計測し、排卵の時期を予想することが出来ます。

排卵の時期が近づくと、頚管粘液(子宮の出口から分泌される粘液)の量が増加し、性質が変化します。この変化を観察することも排卵の時期を予想する方法の一つです。

上記の方法に加えて血液あるいは尿中のホルモン検査を行うこともあります。より確実に排卵と性交渉の時期を合わせるために、排卵直前に排卵させるためのhCGというホルモン注射をすることがあります。