Q:子宮頚癌で円錐切除術の手術を受けました。これは不妊の原因になるでしょうか。

子宮の出口の部分を子宮頚部(頚管)といいます。排卵の時期になるとこの部分から頚管粘液という粘液の分泌量が増加するとともに、その性質が変化します。精子が子宮の中に入るためにはこの頚管粘液が重要です。

子宮頚部の円錐切除術により子宮頚部にある粘液を産生する粘液腺が障害をうけると、頚管粘液が減少したり分泌されなくなることがあります。このような状態になると、排卵の時期に性交渉をしても精子が子宮の中に入れなくなり、不妊症の原因となります。このような場合には、他に不妊症の原因がなければ、子宮内精子注入(いわゆる人工授精)を行います。

円錐切除術を受けた患者様の全てが不妊症となるわけではありません。円錐切除術後、妊娠を目指してもご妊娠に至らない時には排卵の時期に頚管粘液の状態を確認する検査を行います。