Q:不妊検査で子宮筋腫が見つかりました。すぐに手術しなくてもいいと言われましたが大丈夫でしょうか。

子宮筋腫により子宮内膜(子宮の中の膜、妊娠する場所)が圧迫され子宮内膜の形の変形がおこっている場合には、子宮筋腫は不妊症の原因となっている可能性があります。その場合には手術で子宮筋腫をとるのを勧められることが多いと思います。また子宮内膜の変形がおこっている場合には、月経量の増加や貧血などがおこってることが多く、妊娠を目指すということ以外に健康的に生活を送るという意味でも手術は有効なことと考えられます。

子宮筋腫が子宮内膜を圧迫していない場合、その筋腫があることが妊娠しにくい原因となっていないと断言は出来ません。しかし不妊症の原因となっている可能性は高くないこと、および後述する子宮筋腫をとる手術のデメリットなどを考えると、子宮筋腫をそのままにして妊娠を目指す治療を行い、妊娠に至らなければ手術療法を検討することになると思います。

筋腫をとる手術のデメリットとしては、以下のものが考えられます。
・周囲臓器の損傷。
・出血多量による輸血。
・出血のコントロールがつかなくなった場合に子宮摘出の可能性がある。
・術後、妊娠した場合に妊娠中や分娩時に子宮破裂の可能性がある。