Q:クラミジアにかかるとどうして不妊症になるのですか?

クラミジア (Chlamydia trachomatis) による感染症は性交渉を介しておこります。女性の場合には自覚できる症状が乏しく、自分で気がつかないうちに感染していることがあります。おりものが増える、不正出血があるなどの症状がでることもあります。

治療せずにいると、クラミジアは子宮頚部から内部に感染していき、子宮の中の炎症(子宮内膜炎)、卵管の中の炎症(卵管炎)を引き起こしたり、卵管からお腹の中に入り、腹膜炎を起こすこともあります。

特に卵管の中で炎症を起こすと卵管の通過性が障害され、不妊症や子宮外妊娠の原因になることがあります。また、卵管周囲に腹膜炎をおこすと、子宮や卵管や卵巣の周りに癒着が生じ、排卵した卵子を卵管内に取り込む作用(卵管のピックアップ機能)の障害により不妊症となることもあります。

卵管は子宮と卵巣をつなぐ単純な管ではありません。通過性を手術などにより回復することができたとしても、機能が障害を受けてしまった卵管を修復することはできないと考えられます。

気になる症状がある場合やパートナーにクラミジアの感染が判明した場合には早めに婦人科医に相談されることをお勧めします。