Q:精液検査に問題があり人工授精を勧められました。人工授精とはどういうものですか。

精液検査は精液中の精子数(あるいは精子の濃度)や運動率(運動している精子の割合)などの指標にします。精液検査の結果から通常の性交渉では妊娠する可能性が低いと考えられる場合に、人工授精や体外受精(あるいは顕微授精)を行います。

人工授精は精子を洗浄・濃縮し、細い管を用いて精子を子宮の中にいれる治療法です。子宮の中に精液を直接入れると子宮内に炎症がおこることがあるため、精液を洗浄します。

性交渉をすると膣内に精液が放出され、精子は子宮内に泳いで入っていきます。つまり性交渉をした場合でも精液そのものは子宮内には入りません。人工授精でも精液の洗浄して精子を子宮の中に注入します。

人工授精の妊娠率は1回あたり5−10%くらいと言われています。合併症として、子宮損傷、感染、アレルギーなどが挙げられますが、これらがおこらないように注意深く行われます。